買い物弱者支援と見守り協力のため、しまむらストアーを運営する(株)しまむら(本社・市内長持/島村雅之社長)は7日、とくし丸事業の移動スーパー3号車を平塚市内でスタートさせた。
同社は昨年4月に1号車を市内で開業し、2号車は小田原市でスタート。市内2台目の3号車は、週5日、長持、小鍋島、寺田縄、金目、岡崎、城所などの約100世帯に向け食品、雑貨約1200点を乗せた軽トラックで回る。
寺田縄にある1軒目に到着し、荷台が開くと「すごい。こんなに商品があるとは思わなかった」と驚いた様子の今井則子さん(67)。足の調子が良くなく、ネットスーパーなども利用したが「やっぱり、実物を見て買いたいんですよね」と、移動スーパーの訪問を依頼した。クレジットカードは使えなかったが、商品やサービスには大満足の様子だった。
運転するのは、これまで大型トラックの運転手だった高見英世さん(51)。「この先、こういった働き手が必要になる」と転身。この日は約30軒の個人宅を回り、1号車の初日売り上げ6万3390円を上回る9万8409円を携えて同ストアー長持店に戻った。
高見さんは「疲れましたが充実感でいっぱい。皆さんが待っていてくれて、それがうれしくて」と笑った。よく売れたのは、鮮魚や野菜だったという。高見さんは「まだまだ行けているのはほんの一握りの地域。外出が困難な人にも買い物を楽しんでもらいたい」と話した。
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