サッカーJ1リーグの湘南ベルマーレは19日、第17節でホームに清水エスパルスを迎え、0対3で敗れた。9試合ぶりに白星を飾った前節(ガンバ大阪戦)を浮上のきっかけとしたかったが、再び最下位に転落した。
ホームで今季初の2連勝を狙う湘南は、立ち上がりから持ち前の運動量で清水を自陣に閉じ込めた。FW陣は前線からプレスを仕掛け、DF陣はラインを押し上げてクリアボールを回収して攻撃を組み立てた。スタジアムに詰めた湘南サポーターは先制点を期待して、この日から解禁された手拍子で選手の背中を押していた。
対する清水は外国人FW2人が攻撃をけん引。足元の技術と強いフィジカルをいかして湘南DFラインを破り、前半21分には鋭いシュートでネットを揺らしたがファールの判定に救われた。
均衡が破れたのはスコアレスで迎えた後半9分。右サイドからのクロスを押し込まれて先制を許した。追いつきたい湘南は、途中出場の指宿洋史がドリブル突破や高さのあるヘッドでゴールを狙って気を吐くも、同41分に追加点、アディショナルタイムにダメ押しを奪われて勝負あり。
試合後、浮嶋敏監督は「多くのサポーターに来ていただいたのに、不甲斐ない試合になってしまい申し訳なく思っています」とし、「相手がどこであっても自分たちの戦いをしないといけない」と今後を見据えた。
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