平塚・大磯・二宮・中井 文化
公開日:2021.02.04
飲食店と生産者がタッグ
地場食材で「湘南あげ鶏」
食の力で地域を元気にしようと、夕陽ヶ丘のフレンチレストラン「アッシュ×エム」(相山洋明代表)と小田原市の畜産農家「オサダファーム」(長田龍典代表)が協力し、ご当地から揚げ「湘南あげ鶏」を考案した。
新型コロナウイルスの感染拡大で、打撃を受ける飲食店と行き場のない食材を抱える生産者が意気投合し、「コロナをぶっ飛ばせ」としてタッグを組んだ。
から揚げの主役となる鶏肉は、成長剤や抗生剤を使用しないで自然の中でのびのび育った「湘南チキン」。健康的で肉質が良いと都内のレストランやホテルから評判を集めていたが、緊急事態宣言の発出を機に納入がストップした。
湘南あげ鶏は、フランス料理の手法「低温真空調理」を取り入れたことで、冷めても柔らかくなるよう仕上げた。県内酒造所の麹などを使用して下味を漬け、肉の旨味を衣で閉じ込めた。
2月8日限定試食品を販売
同店では2月8日(月)の「ニワトリの日」に合わせて、試食品を販売する。午後2時8分スタートで、価格は1個28円(税別)。なくなり次第終了となる。相山代表は「夕飯時の食卓があげ鶏を食べた子どもたちの笑顔で溢れたら嬉しい」と話していた。
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