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平塚・大磯・二宮・中井 文化

公開日:2026.06.26

平塚在住岩崎さん 湘南社の「主権論」知って 資料を1冊に

  • 資料とともに冊子を紹介する岩崎さん

    資料とともに冊子を紹介する岩崎さん

 明治時代に県央で活動した民権結社「湘南社」を研究する岩崎稔さん(82・平塚市河内在住)がこのほど、1881年ごろに議論が活発化した湘南社メンバーによる「主権論」についての資料を1冊に編集した。

 岩崎さんはこれまで、石碑を解読したり民家に眠っていた古文書を読み込んだりして、湘南地域の知られざる民権家の存在を発掘してきた。

 今回まとめた、金目地域の民権家である猪俣道之輔(1855〜1940年)や宮田寅治(1854〜1938年)の主権論について、岩崎さんは「日本国憲法の平和主義や国民主権の考え方に通ずるものがある」と話し、「神奈川県史でも、『五日市憲法(日本国憲法に先駆け、五日市村の民間人が作成した憲法草案)に匹敵する思想』と紹介されている素晴らしいもの。たくさんの人に知ってほしい」と熱を込める。

 湘南社のメンバーは金目観音を会場に講演会や勉強会を行い、フランス革命やアメリカ独立戦争などの西洋史を英語の原書で学び、討論することを通して思想を成熟させていったといい、岩崎さんは「異なった意見も尊重することに重きを置いていた。その考え方が主権論の元なのでは」と話していた。

 希望者には、ダイジェスト版の資料データを送付する。【メール】m.iwasaki@wg7.so-net.ne.jp

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