来年2月28日の開催に向けて準備を進めていた湘南国際マラソン実行委員会は12月10日、新型コロナウイルスの感染拡大第3波の状況などから第15回大会の開催中止を発表した。
実行委員会では9月のランナー募集時に、大会開催における4つの前提条件を明示。感染状況が8月28日時点より好転していることや新型コロナに関する県の診療体制の整備などの条件のうち、申し込み人数が最少催行人数の1万8000人に達しているという1項目しか満たさないため、開催を断念した。
コロナ禍の大会提案
ランナーと大会関係者・ボランティアの感染予防策や感染状況に応じた種目設定など、コロナ禍でも安全に大会を運営するための方法を約半年にわたって協議。スタートの待機列やコースなどでの「3密」を避け、交通規制の時間内でできる限り長い距離を走れる種目について検討し、11月にフルマラソンを25Kmコースへ変更していた。
また、第15回大会は、ペットボトルや使い捨てカップなどのプラスチックごみを出さない大会として行う計画だった。実行委員会は「環境に配慮した世界初のマイボトルマラソンを実現する夢に向かって、これからも努力を続けていく。新しい時代のマラソン大会の感染防止対策や運営方法を全国に提案することで、一日でも早く多くのマラソン大会が開催されることを切に願う」と声明。
中止決定に伴い、エントリー料金は振り込み手数料を除いて返金する。
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