中井町松本にある「まつもと滝桜」が、見頃を迎えた。日本三大桜の一つとして知られる「三春滝桜」=福島県三春町=の子どもで、毎年見事な花を咲かせて桜の名所になっている。3月21日から夜桜のライトアップが始まり、今年は4月1日(土)に住民手作りの「お花見会」も3年ぶりに開催される。
この桜は同地区在住の山口一男さんが29年前に三春滝桜保存会から実生苗木10本を譲り受けて、自身の畑に植えたもの。畑のひな壇と斜面で立派な大木に成長し、地元住民も世話人となって大切に育てている。開花シーズンには夜桜のライトアップやお花見会が行われてきたが、コロナ禍以降はライトアップのみになっていた。
3年ぶりに開かれるお花見会は、4月1日午前10時30分から午後2時30分まで。地元ゆかりのアマチュアバンド「カンミンズ・ドリーム」=関連記事で人物風土記=と姉妹ピアノデュオ「つるかめ」が出演するステージのほか、飲食物や陶器などの模擬店も出店して来場者をもてなす。また臨時駐車場の向かいで盆栽展も催される。
3月に暖かな日が続いたことから、今年は例年より1週間ほど早く開花したという。山口さんは「コロナでできなかったことが、ようやく再開できる。より多くの方に楽しんでもらえれば」と話している。会場は同町松本332(泰翁寺近く)。臨時駐車場あり。ライトアップは午後8時まで(雨天中止)。問い合わせは山口さん【電話】0465・81・2508。
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