6月に行われた「アマチュア・ウクレレ日本一決定戦」で優勝に輝いた二宮町在住の守屋小梅さん(湘南ミュージックハイスクール・2年)によるウクレレ体験会が8月に二宮の生涯学習センターラディアンで開かれる。地元での凱旋企画に守屋さんは「ライブとは違ったイベントは初めてなので嬉しい」と話す。
守屋さんは6月の大会について、大会名に「日本一」が入っていることに引かれて出場を決めたという。審査員は現役のシンガーソングライターなど4人。ウクレレのみの演奏技術を競う「インスト部門」と弾き語りの「ソング部門」があり、守屋さんはソング部門に出場した。
予選は動画による審査。二宮中学校に通う中で窓際から見たきれいな海の景色から着想を得た自作曲『卒業 名前の無い思い出達』を披露し、ファイナリストに選ばれた。「ほっとした気持ちが大きい。嬉しかった」と守屋さん。
決勝は横浜の赤レンガ倉庫で開催予定だったが荒天のため急きょ、御茶ノ水のウクレレショップで開催。審査員との距離が近くオーディションのような緊張感のなかで行われた。予選とは一部歌い方を変えるなど工夫を凝らし、見事優勝した。「こんなに近い距離でやるのかと思って、楽しいより緊張が勝った。優勝の名前が呼ばれてすべての緊張がほどけた」と率直な気持ちを話した。
夢に向かって練習中
幼稚園のときにウクレレを始め、演奏技術を磨いてきた守屋さん。コロナ禍で学校が休校になった中学1年の春休みからは曲作りも始めた。独学で歌詞を考え、コードを付けているという。
今は音楽専門の高校にに通い朝の8時半から夜の8時まで練習に励む。練習中は個室で集中し、休憩時は友達と過ごし、メリハリをつけているという。今は憧れのシンガーソングライター絢香さんの歌声に近づけるように、歌唱力を強化中。新しいソロ曲にもチャレンジしている。
ウクレレはもちろん、「人と関わったり、イベントに出るのも好き」だと話し、「将来はシンガーソングライターとして活躍したい。その後は地元二宮でウクレレを弾いて、町の方とふれあいのんびり過ごしたい」と笑顔を見せた。守屋さんの自作曲はYouTubeで視聴できる。
守屋さんの演奏を聞いたり、ウクレレの指導を受けられる同イベント「小梅とウクレレを奏でよう」は8月11日は満員、18日は残枠わずか。(問)二宮町生涯学習課【電話】0463・72・6912
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