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J1リーグ「サガン鳥栖」で活躍する 磯崎 敬太さん 小田原市出身 32歳

公開:2013年3月30日

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感謝の気持ちを原動力に

 ○…Jリーグディヴィジョン1・2012年シーズンで旋風を巻き起こした「サガン鳥栖」の左サイドディフェンダーとして26試合に出場。持ち味の献身的な守備と攻撃参加でチームを5位に導いた。「J2から上がって1年目の結果としては出来すぎ。J2を戦ったメンバーが変わらず、チーム戦術が成熟したことと、早いうちに1勝できて波に乗れたのが大きかった」と、自身2度目となるJ1挑戦のシーズンを振り返った。

 ○…6歳の頃、1学年上の先輩が楽しそうにプレーする姿に憧れ、地元の少年チームでサッカーを始めた。酒匂中学3年の時には県代表に選出。大会での活躍を買われ、山北高校に通いながらベルマーレ平塚(現湘南ベルマーレ)ユースチームに所属し、高校卒業後の99年にプロデビューを果たした。これまでに14年間で4つのクラブでプレーを経験。ケガにも強く、J1・J2で通算300試合以上に出場している「鉄人」だ。

 ○…グラウンドを離れると、勝負師の顔は影をひそめ優しい父親の顔に。「いくら試合で疲れていても子どもと一緒にいると次の試合に向けたエネルギーが補給できる」と、妻と2歳の息子の3人で過ごす時間がなによりの楽しみだ。その優しい性格に惹かれる人も多く、シーズンオフには地元へ戻り、学生時代の仲間たちと会うのが恒例。「サッカーを通じて知り合った自然体でいられる友人。離れていても自分の事を支えてくれるみんながいるから今の自分がいる」と、感謝の気持ちはサッカー選手としての原動力となっている。

 ○…チームの本領が試される2年目のJ1リーグが開幕した。「今シーズンは昨季と違い、他のチームから研究される。自分にできることを堅実にこなし、1つでも多く勝ち、1つでも上の順位を目指したい。その結果が昨シーズンあと一歩だったAFC(アジアチャンピオンズリーグ)出場に結びつくはず」と2年目に向け気合十分だ。
 

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