議会報告 伝統・文化と近代化…小田原のまちづくりに議論を 小田原市議会議員 神戸ひでのり
6月定例会でもさまざまな視点から「まちづくり」をテーマに、市に見解を質していきました。
小田原駅周辺では現在、西口や栄町で再整備が進められています。この流れを止めないよう、規制緩和などを活用した再開発を促進すべきと考えています。また駅周辺では旧市民会館等の跡地活用も進んでいます。こちらは国道1号から小田原城天守閣が望める計画で、大きな観光インパクトになります。眺望が確保できない状況に陥らないよう、事業を注視していきます。ほかにも歴史や文化が根付く国府津駅や板橋、早川周辺のまちづくり促進についても議論を交わしました。
コロナ禍からの再生が進む小田原で大きなテーマとなるのが「観光・交流」。今年の北條五代祭りは過去最高となる26万人が小田原を満喫しました。市が策定した『市観光戦略ビジョン』では2030年に「入り込み観光客数1千万人、観光消費総額484億円」の目標が掲げられています。目標達成に向けた政策、また市のPRや市民の郷土愛醸成につながる大規模イベントの開催についても質疑を行いました。
市長からは公民連携や財源確保といった環境が整えば大規模イベントを開催したい考えを聞き出し、また豊かな農産・水産物といった地域資源を生かす新施策「美食のまちづくり」についての話もありました。市はこの施策が市民参画型の事業で市民の皆様にフィードバックされることを周知する必要があること、スピード感を持って施策に取り組んでいただきたいと要望しました。
まちづくりは市民や事業者が担う部分もありますが、行政の関わりも重要です。行政の姿勢やアプローチでその形は大きく変わります。メリハリの効いたまちづくりで小田原が「世界が憧れるまち」に進むよう、取り組んでまいります。
|
|
|
|
|
|