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小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会

公開日:2024.11.09

精神障害者西湘友の会
5年ぶりに活動再開
ランチパーティーで交流促進

  • 再開への思いを話す梅太郎さん

 精神障害当事者でつくる自助グループ「西湘友の会」は12月23日(月)、おだわら市民交流センターUMECOで交流を目的としたランチパーティーを開催する。午前11時30分〜午後0時30分。参加費200円、。精神障害のある人が対象で先着10人、要予約。弁当を持ち帰ることもできる。赤い羽根共同募金地域歳末たすけあい募金の寄付を活用して実施される。

 同会は神奈川県の呼びかけで小田原保健福祉事務所で開かれていた精神障害者を対象とした生活教室の参加者らで1997年に発足した。料理教室などで交流を図りながら、行政への要望などを行ってきた。

 おだわら総合医療福祉会館で活動を続けてきたが、補助がなくなったことなどから5年前から活動が停滞。市内の公共施設などで実施を検討したが、会員の多くが障害年金で生活しており、利用料などの負担が大きいため活動継続を断念していた。

 現在代表を務める梅太郎さん(58)は、23歳の時に統合失調症を発症。不整脈、狭心症なども患っている。活動休止後も、自身の体調不良などに悩みながらも会員と電話で連絡を取り合い、相談に応じてきた。コロナ禍で交流が途絶える中、「このままでは悩みを相談する場がなくなってしまう」と危機感を募らせ、今年に入り5年ぶりの活動再開を決意。その第一歩としてランチパーティーを企画した。

 現在会員は7人ほど。梅太郎さんは「活動場所や予算など課題は山積みだが、まず行動を起こさなければ始まらない。当事者同士だからこそ、話せることがある。行政にも働きかけていきたい」と話している。ランチパーティーの申込み、問い合わせは同会・梅太郎さん【電話】080・8024・7167。

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