秦野市は来年度、市内の15基の忠魂碑を市立きたなかはら公園(秦野市平沢232の1)に移設し集約する計画だ。現在開会中の市議会に上程されている平成27年度秦野市一般会計予算の中に事業が盛り込まれている。
忠魂碑とは、明治以降日清戦争や日露戦争、太平洋戦争などで戦死した人を供養するために建立された碑。秦野市によれば、市内には旧町村が建立したものや個人が建立したものなど、31基が存在しているという。そのうち今回の事業では、公民館など公共用地にある15基を、総合体育館南側にある市立きたなかはら公園に移設し、集約させる計画だ。運搬や設置のほか、同公園の整備のために、2015年度予算としておよそ8200万円が計上されている。
きっかけは公共施設再配置
同事業は、西中学校と西公民館、消防署西分署などに関わる公共施設再配置計画のなかで、その事業地内にある忠魂碑を移設する必要が生じたことがきっかけとなった。また、古いものでは明治30年代から40年代前半にかけて建立されたものもあり、老朽化が進んでいたため、一部地震などの際に危険性が指摘されてきた。移設に関しては、忠魂碑の管理を続けてきた「秦野市遺族会」の人々とも協議を重ね、理解と合意を得たという。
忠魂碑が集められることになったきたなかはら公園は、市によれば「秦野市のほぼ中央に位置し、市内のどこからでもアクセスしやすい」として選定された。新たに来場者が休憩できる場所や3台分の駐車スペースなどを確保する計画だ。今回の事業では、忠魂碑の中心である「碑面」だけを移設する予定。日頃から市民が公園を利用することを想定し、大きな地震などでも倒れないよう、固定される。2015年度中には、15基すべての忠魂碑の移設を完了させる予定。
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