鬼ごっこ全国優勝
相模・湘南ハンターズ

ハンターズのメンバーら

　秦野市内を拠点に活動している「相模・湘南ハンターズＵ―22」（飯田琢郎監督）が、10月23日に帝京大学八王子キャンパスで行われた「Ｕ―22スポーツ鬼ごっこワールドカップ２０２２」で優勝を果たした。

　スポーツ鬼ごっことは時間内に相手チームのトレジャー（宝）を多く獲得した方が勝ちとなるスポーツ。フィールドをセンターラインで分け、自陣の宝を守りながら相手陣地に宝を取りに行くが、タッチされると自陣に戻らなければならないといったルールがある。

　同大会には全国から15チームが参加した。予選のブロックリーグ初戦では、優勝候補のＩＮＢＡ　Ｊ　Ｓｔａｒｓ（千葉）と当たり、ここで相手を下したことで自信と勢いがついた。接戦を制し決勝リーグへ駒を進めた同チームは、決勝戦で楽笑（高知）と対戦。前半は相手ペースで進んだが、６対５で折り返した後半、粘りのプレーで流れをつかむと、今大会でＭＶＰを獲得した萩原大誠（たいせい）さん（14）の活躍が決め手となり、13対８で勝利した。

　主将の坂本海人（かいと）さん（19）は「優勝できるとは思っていなかったのでうれしい。試合を通してチームが成長できたのが大きかった」と話す。萩原さんは「ＭＶＰを獲ったのは初めて。素直にうれしい」と語った。

　飯田監督は「練習ではチームワークが嚙み合わず厳しいと思っていたが、予想を超えてチームが成長していく姿を見て、優勝の瞬間は感極まって号泣してしまった。試合中、監督は見ているだけでアドバイスできないので、常に自分たちで考え、コミュニケーションを取り、試合を重ねた結果が出たと思う」と喜びを語った。

　構成メンバーは次の通り（敬称略・カッコ内は在住市町）。坂本海人（秦野）、冨山就翔（しゅうと）（秦野）、萩原彰瑛（しょうえい）（伊勢原）、萩原大誠（伊勢原）、桐山和己（かずき）（秦野）、東出結愛（ゆめ）（中井）、中山優聖（ゆうせい）（中井）、山口斗真（とうま）（秦野）、太田椋（りょう）（秦野）、飯田優樹（伊勢原）、渡辺稀良（きら）（秦野）。