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公開日:2023.01.01
4駅周辺にぎわいを創造
高橋市長インタビュー
2023年の幕開けにあたり本紙では、高橋昌和秦野市長に恒例の新春インタビューを行った。2期目のスタートとなった昨年、アフターコロナに向けた政策、ふるさと秦野への今後の想いなどを聞いた。(聞き手/本紙・秦野編集室編集長 須藤一成)
--2022年を振り返っての感想をお願いします。
「新型感染症の流行が少し落ち着きを見せた昨年、秦野たばこ祭や市民の日といった本市を代表する大規模イベントを3年ぶりに通常開催することができました。笑顔と活気溢れるたくさんの方と楽しい時間を共有でき、アフターコロナに向けた安全なイベントの形が見えてきたように感じています。
昨年4月16日には、新東名高速道路の秦野区間が開通しました。改めて、長年事業にご協力いただいた多くの皆様に感謝申し上げるとともに、秦野の新時代の幕開けとなった喜びを、市民の皆様と分かち合いました。
一方で、2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻、それに続く急激な円安や物価高騰など、先の見通せない状況が続いています。家計や事業活動を下支えするため、水道料金の一律50%減額措置をはじめ、プレミアム電子商品券や省エネ家電製品の買替促進などの支援策を実施しているところです。今後も、適時適切な対策を躊躇なく実行し、市民生活を守っていきます」
--2023年の展望と目玉となる政策を教えてください。
「今年は、震生湖の誕生から100年となります。一昨年に震災遺構として国登録記念物に登録された震生湖の文化財としての価値をさらに高めるとともに、防災意識の啓発にもつながる事業を展開していきます。
また、小田急線4駅は、それぞれ温泉、大学、歴史と湧水、登山といった特徴を持っています。低山ブームを背景に高い人気を誇る「弘法山」や誕生100年となる「震生湖」など、駅と駅をつなぐ地域資源に光を当てながら、昨年4月に施行した商業版企業誘致条例による民間投資を誘導することで、4駅周辺のにぎわいを創造していきます。
特に秦野駅北口の県道705号周辺については、令和8年度の道路開通を見据え、広く市民の皆様の声を聴きながら、まちの未来ビジョンの策定を進めます。
加えて、新たに作成した表丹沢のロゴマーク『OMOTAN(オモタン)』と総合ホームページを活用して、まずは市民の皆様に、スポーツクライミングや森林セラピー、サイクリングや体験型農業といった秦野の新たな魅力との出会いや再発見をしていただき、参加者の心に残る表丹沢ツーリズムを広く紹介していきます」
「OMOTAN」をブランド化高橋市長インタビュー
--市政の課題と解決に向けた取り組みについてお聞かせください。
「2027年度に見込まれる新東名高速道路の全線開通や秦野丹沢サービスエリアの開設など、年間約70万人が訪れる表丹沢には、秦野の発展につながる可能性が広がっています。
「OMOTAN」による表丹沢のブランド化の推進と合わせて、「秦野=丹沢」のイメージを定着させ、市外からの積極的な誘客を進めます。表丹沢の魅力づくりと小田急4駅周辺のにぎわい創造を一体的に進めることで、「ふるさと秦野」を全国屈指の「森林観光都市」へと押し上げていきます。
また、妊娠・出産から子育てまで切れ目のない支援に取り組み、より身近な場所で安心して分娩できる環境整備に力を入れていきます。
このほか、デジタル化の推進やカーボンニュートラルといった新たな課題にも積極果敢に挑戦していきます。特に、現在実施中のプレミアム電子商品券など便利で豊かな暮らしを実現する中で、「誰一人取り残されないデジタル社会」を目指し、高齢者などデジタル弱者への支援を引き続き実施していきます」
--「表丹沢魅力づくり構想」について、地域経済化につながる具体的な取り組みや進捗状況、高橋市長が感じている手応えはいかがでしょう。
「構想に掲げた50の取組事例を中心に、着実に歩みを進めています。
具体的には、はだの丹沢クライミングパークでの初心者から経験者までが楽しめる教室の開催や全国規模の大会の誘致、ヤビツ峠レストハウスにおける登山やサイクリングのアウトドアイベントなど、新たな施設を活用して表丹沢のさまざまな楽しみ方を提供することにより、市民をはじめとした新しいOMOTANファンの獲得につながっていると感じています。
4月からは、表丹沢野外活動センターを民間の活力を生かした運営体制に変更します。総合案内所の機能など表丹沢ツーリズムの中心拠点施設としての役割を追加し、エリア全体の観光振興を推進するとともに、施設のポテンシャルを最大限生かし利用者の満足度の向上を図っていきます。
市民にとって誇りと愛着の持てる表丹沢に、そして来訪者が2度、3度訪れたくなる表丹沢となるよう、本物の魅力づくりを進め、合わせて地域経済の活性化にもつなげていきます」
--市民へのメッセージをお願いします。
「市民の皆様には、基本的な感染対策の徹底やワクチン接種など、新型感染症から大切な方を守る取り組みにご理解とご協力を賜り、心から感謝申し上げます。
秦野たばこ祭や市民の日で見られた市民の皆様の明るい笑顔に今年も出会えるよう、アフターコロナを見据えた日常生活の回復と地域経済の活性化に、万全の体制で臨んでいきます。
昨年のサッカーワールドカップで、日本代表が強豪国を破り躍進する雄姿と最後まで諦めない姿勢は、元気と、困難の中でも挑戦する勇気を与えてくれました。
引き続き、市民一人一人の声を大切にしながら、ふるさと秦野の市政運営に全力で取り組んでいきます。長かったコロナ禍も、ようやく出口が見えつつあります。皆様の笑顔が輝き飛躍する1年となりますよう、心からお祈り申し上げます」
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