ＨＡＤＡＮＯ　ＥＡＲＴＨ　女子バスケ
創立３年で初優勝全国へ

全国大会出場を決めたHADANO EARTH女子

　秦野市内で活動するクラブチーム「ＨＡＤＡＮＯＥＡＲＴＨＢＡＳＫＥＴＢＡＬＬＣＬＵＢ」（小泉保則代表）の女子チームが、11月25日に南足柄体育センターで行われた「Ｕ15 ＣＬＵＢＢＡＳＫＥＴＢＡＬＬＧＡＭＥＳ」の神奈川県予選決勝に出場し、創立から３年で初優勝の快挙を果たした。これにより、来年１月に愛知県で開催される全国大会に出場する。

　ＨＡＤＡＮＯＥＡＲＴＨは、クラブチーム創設を目的に小泉代表が２０１９年に立ち上げた小１〜中３対象のバスケットボールスクールから始まった。自身も小・中・高校とバスケットボール経験を持ち、市内ミニバスケットボールチームＫｊｒ．の立ち上げから約20年関わったほか、北中学校バスケ部の指導員を務めるなど長く指導にも携わっている。

　男子チームは翌20年、女子チームは21年に始動し、秦野市を中心に小田原、厚木、伊勢原など近隣の中１〜３年約40人が所属。本町小を拠点に市内の小・中学校の体育館で週５日練習している。

チーム力で強豪破り

　今回出場したのは、クラブチームのみの大会。今年は県内約30チームが予選リーグで戦い、勝ち上がったチームで決勝トーナメントを行った。同チームは余裕をもって予選リーグを突破し、決勝トーナメントでも４連覇チームを破り優勝するという活躍を見せた。

　他チームが３年を主力とする中、同チームは１年から３年まで出場している。実力があれば学年に関わらず平等にチャンスを与え、常に一定の戦力を備えることで対戦相手に合わせた戦略を選択できるようにするためだ。そのため試合前、小泉代表は対戦相手の動画を穴が開くほど見て研究するという。

　全国に向け、再びメンバーの見直しを行うという同チーム。「キャプテンが良くまとめてくれているし、１・２年生もよく支えてくれた。組み合わせ次第では全国でも十分戦えると思うので、上位を目指し挑戦したい」と小泉代表は話した。