2025年度「情報通信の安心安全な利用のための標語」の入賞作品が5月15日に発表され、南小学校5年の諸田真奈さんの作品が最高賞にあたる総務大臣賞に選出された。6月9日には、都内ホテルで表彰式が行われる。
磨こうよ フェイクとファクト 見抜く力
「情報通信における安心安全推進協議会」が主催し、子どもの情報モラルやICTリテラシーの向上などを目的とした標語コンクール。今年度、全国から個人部門に2万5445作品の応募があり、真奈さんの標語「磨こうよ フェイクとファクト 見抜く力」は、最高賞となる総務大臣賞に輝いた。
作品を作るきっかけになったのは、家族で見たSNSに関するテレビニュース。「フェイクニュースは本当のニュースの6倍の早さで広まるが、事実は広まるのが遅い」というキャスターの言葉に、誤った情報が広まる危険性を感じた真奈さん。その後、キャスターが続けた「フェイクとファクトを見分けるために『誰が・いつ・何のため』に発信したか必ず確認する必要がある」という説明に着想を得て、標語を作成した。これまで、数々の短歌や標語コンクールで賞を受賞している真奈さん。日頃からよく本を読んでいるそうで、培った語彙力と感性で今回も賞を獲得した。
ライバルは「お兄ちゃん」
標語コンクールに応募を始めたのは3つ上の兄・和真さんの影響だ。「情報通信の安全安心な利用のための標語」も、和真さんは過去3年入賞している。今回真奈さんは初挑戦で、和真さんと一緒に応募した。日頃から、家でも兄妹で思いついた標語を言い合っているのだとか。兄より良い結果を出したいというのが、コンクールに挑戦する原動力となっている。
今後、真奈さんは夕暮記念こども短歌大会や秦野市環境標語コンクールなどにも応募予定。「お兄ちゃんより上の賞を獲りたい」と笑顔を見せた。
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