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秦野 社会

公開日:2025.07.18

地域見守る3ⅿヒマワリ

 文京町に暮らす川口昭平さん(81)の自宅の庭に、高さ3m超えのヒマワリが咲いた=写真(9日撮影)。

 このヒマワリは、昨年2月に本町中学校の生徒が学区内の民家や商店を戸別訪問して配布した種から育てたもの。生徒は日々通学路として地域の道を使わせてもらっていることへの感謝や、見守りなどの協力へのお礼を地域の人に伝える活動を行った。その際、ヒマワリが多く咲いている地域で犯罪が少ないことから、感謝の品として本町幼稚園提供のヒマワリの種も手渡していた。

 川口さんは生徒から種を受け取り、「せっかくいただいたものだから育てよう」と今年の春先に庭へ種を植えた。

偶然プロのもとに

 農業高校出身で、実は作物の栽培に詳しい川口さん。庭の一角に、落ち葉を混ぜたり肥料を与えたりと丁寧にヒマワリが育つ土壌を形成。水やりも忘れず行ったところ、3ⅿ以上の背丈まで伸びて花を咲かせた。「こんなに大きくなるとは思わなかった。立派に育ってうれしい」と笑う川口さん。ヒマワリは近所から好評といい、道行く人が写真を撮ることも多いそう。

 地域を見守るように咲く大きなヒマワリ―。川口さんは「このヒマワリのように、子どもたちもすくすくと育ってほしい」とほほ笑んだ。

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