9月から毎日アンテナから600m圏視聴可 専大が独自にワンセグ 空き電波使って地域活性化
専修大学の研究者グループが、多摩区の一部地域に限定したワンセグ放送の配信に乗り出す。学生が地域のイベントを取材し、番組制作も手掛けて放送するという。新たな情報発信の手法として注目を集めそうだ。
ワンセグ放送を提案したのは同大ネットワーク情報学部の福冨忠和教授。同大生田キャンパス内に基地局を設置し、ワンセグ電波を配信するという。同大と連携協議会を構成する多摩区役所や明治大学、日本女子大学にも移動局(アンテナ)を設置し、視聴エリアの拡大を図る考え。福冨教授によると、視聴エリアはアンテナ設置点から600メートル圏内で、条件が良ければ2000メートル離れても視聴できるという。
今回のワンセグ配信は総務省が進める施策「ホワイトスペース特区」を活用して実現した。この特区は、テレビ放送用の空いている周波数帯を民間企業や地方自治体に割り当てて、地域活性化や新産業の創出を図るのが狙い。
昨年度に先行モデルとして全国の10地区で実施され、今年度は25地区が特区に認められた。川崎市内では専修大学が唯一、認定を受けた。
専修大学では「かわさきワンセグ(仮称)」と名付けて、多摩区周辺やキャンパス内のイベント情報を配信し、災害時には緊急情報を配信する計画。学生を対象とした講義や学事情報も放送するという。同大の研究や演習の一環として、学生が番組の制作や配信を手掛ける方針。当面はイベントなどにあわせて不定期に配信し、9月から繰り返し放送を含めて1日6時間程度の配信をめざしたいとしている。
特区の認定期間は2年間。総務省は2012年度から制度化する方針。同大ではキャンパス放送局として引き続き継続することを想定しているという。
福冨教授は「キャンパスと多摩区のコミュニティとの接点になればいいと思う。地域のイベントも取材し、番組化していくつもり。イベントや催しの紹介、番組への関与といった希望があればお寄せ下さい」と話している。
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