食物アレルギーのある児童、生徒がアレルギーを気にしないで給食を食べられる日を作ろうと、厚木市教育委員会は、アレルゲンとなる特定原材料7品目を除いた給食の提供を7月12日に市内5つの小学校で試験的に実施した。
これまでアレルギーを持つ子どもの給食は、アレルゲンを除いた代替食としてほかの児童・生徒と異なったものが提供されていた。こうした状況から小学校の管理栄養士らが「みんなで同じものを食べて給食の時間を楽しんでほしい」と検討。乳、卵、小麦、そば、ピーナッツ、えび、かにの7品目を除いた材料で献立を作成する「もぐもぐセブンオフデー」を企画した。今年9月から市内の全小中学校で月1回のペースで実施する。
この日セブンオフデーを実施した清水小学校(高橋健一校長)の献立には、麦入りごはん、鶏肉とじゃがいもの甘酢がらめ、春雨スープなどが登場。
同校の栄養技師濱田恵生さんは「アレルギーを持つ児童への理解が低学年では難しいこともある。自分だけ代替食を食べているという思いも少しでも和らげるようにしたい」と話す。一方でアレルギーを持つ子どもは年々増加傾向にあり、7品目外に反応をする子どもも多い。教育委員会の担当者は「9月の実施経過を見守りたい」としている。
|
|
<PR>
厚木・愛川・清川版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|