UR都市機構が管理する辻堂団地北側の土地に商業施設「なぎさモール辻堂ショッピングセンター」(辻堂西海岸2の11)がこのほど新設された。2月24日にオープンしたスーパーのマルエツを皮切りに、歯科、すし店など計8店舗が順次開店する。辻堂南西部や茅ヶ崎南東部エリアの新たな商業拠点として注目を集めている。
同センターが完成したのは辻堂駅南口からバスで約10分の立地にある辻堂団地バスロータリーの西側。
運営会社の中道リース株式会社によると、24日にオープンしたマルエツ、クリエイトS・Dのほか、2月26日(金)にコメダ珈琲店、3月1日(火)にザ・ダイソー、美容室のカラージャック、辻堂なぎさ歯科クリニック、3日(木)にスシローが開店。さらにフィットネスジムのカーブスもオープンする予定という。
駐車場の収容台数は129台。駐輪場は計181台分を確保した。駐車場を囲むように各店舗を配置し、買い物客がそれぞれの店を回りやすいよう通路を設置するなど、利便性を高める工夫を凝らしている。
高齢化で暮らしに変化
市内では毎年の人口増加に比例し、住民の高齢化率も年々上昇しており、市の統計によると2月1日現在、辻堂地区に住むひとり暮らし高齢者数は1438人と、市内13地区で3番目に多い。
また、マルエツが2月に発表したまとめによると、同センターの商圏内に住む約1万4200人のうち、65歳以上の高齢者率は23・3%に上っている。
隣接する辻堂団地の1階には、かつてスーパーや文房具店などがあったが、近年、経営者の高齢化などを背景に閉店が相次いでいた。なぎさモール辻堂はこれらの代替商業施設として、地元の高齢者や子育て世代の生活環境と利便性の向上につながると期待されている。
辻堂団地自治会の日高史世会長は「みんな『どんな店ができるのか』『便利になって良い』などと期待している」とした一方、「近隣に交通渋滞を引き起こすのではないかとか、夜遅くまで店が開いているから防犯対策も必要ではないか、などの懸念の声もある」と話している。
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