2014年11月から改修工事が進められている鶴岡八幡宮の参道・段葛。中央横断路が昨年12月25日に開通するなど、3月末に予定している完成に向けて、工事は順調に進んでいるという。
段葛は1182年、源頼朝が妻である北条政子の安産を祈って造成させたと言われている。1917年の鎌倉同人会による整備以降は、桜の名所として市民に親しまれてきた。
しかし近年、参道を支える石畳のたるみやひび割れと、大正初期に植栽された桜の老化が目立つようになっていた。これを受け、鶴岡八幡宮は2014年11月から改修工事を開始。改修後は左右の堤をコンクリート擁壁の上に石積みする構造に変更し、積石のたるみや崩落を防止する。
さらに踏み固めで桜の根を傷めないよう貯留槽と基盤材が埋設され、試掘調査で発見された土層の保護のため参道路面のかさ上げを行う。また、横断可能な開口部は36カ所から12カ所に減少する。
12月25日には閉鎖されていた中央の横断路が開通。現在は桜の植樹が進められている。桜は育成に適した樹間を確保するため従来の248本から180本となる。同宮は「完成後の3月下旬に渡り初めを予定しています。新たな装いになるまで引き続きご協力お願いします」と話している。
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