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高校入試制度を変更 来年から全員に学力検査と面接
前期と後期に受験のチャンスが2回設けられている神奈川県の公立高校入試が、来年(現中学2年生)から変わることになった。
県教育委員会が発表した入学者選抜制度改善方針によると、前期選抜(面接)と後期選抜(学力検査)を一本化。受験生全員に共通の学力検査と面接を実施することを打ち出している。また、学力検査は「基礎的・基本的な知識及び技能」に加えて「思考力・判断力・表現力その他の能力」を今まで以上に測る内容に変更。英語の出題例として、英文を読んで問いに対するふさわしい場面を自分で考え、10個以上の単語を使って英語1文で表すというものが挙げられている。数学の証明問題では答えを導き出すまでの過程を全て書くなど、5教科いずれも記述式の問題が増える。
つまり、他県に比べて易しいといわれてきた高校入試の難易度がアップすると考えていいだろう。知識の詰め込みだけではなく、それを応用する能力が試験で求められてくる。さらに、各教科の点数が50点満点から100点になることから、受験生の得点に差が出やすくなることが予想される。
入試制度の変更は、中学校で今年4月から導入される新学習指導要領とも関連。新要領が求める「新たな学力」を入試で把握するため、学力検査と内申、中学3年間の学習意欲などをみる面接いずれも「学力」を重視した総合的な選考を行う方針だ。日頃の学習に対する心構えや受験への準備が重要なのはもちろん、中学校の学習の土台となる小学校の勉強を十分に理解しておくことも欠かせない。
※取材協力/個別指導スクールIE二宮校(予約制で学習相談にも応じてくれるとのこと。【電話】0463・75・8544)
スクールIE二宮校
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こどもタウンニュースけんせい4月18日 |
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