作品を変えリニューアル 二宮町ふたみ記念館
二宮町出身の洋画家二見利節(1911年〜1976年)の遺作を展示・保管する「二宮町ふたみ記念館」が4月24日(火)リニューアルオープンする。
同日から『麦』をモチーフにした連作が展示される。昭和35年頃から麦をモチーフとした連作を描き始めた二見。独自の画論「在る、在らす」という言葉のもと制作された麦の連作は、一束の麦が刻々と変化していく様々な形を表現している。そのほか、晩年の油彩画に加え昭和30年代の代表作「工作机」ほか、色彩豊かな作品が展示される。
場所/二宮町山西1953―1(バス停釜野橋近く)。開館時間/午前10時〜午後4時(入場は午後3時30分まで)。休館日/毎週月曜日(祝日の場合は火曜日)・年末年始。観覧料/一般500円、中学生以下は無料。【電話】0463・70・3210。
*二見利節(としとき)/横浜に生まれ二宮で育つ。独学で絵を描き、画家井上三綱に師事。1933年の春陽会展で「温かい部屋」が初入選し画壇に登場。1938年と翌年の新文展では「T子」「横たわる女」で連続特選。画材も多種多様に4千点の絵を遺している。
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