ゴミ拾いでつなぐ東海道 平塚・箱根間で約40kg回収
東海道五十三次の宿場ごとに中継所を設け、街道のゴミ拾いをしながらゴールの箱根を目指す東海道ゴミ拾い駅伝が2月16日、開催された。
今年で9年目を迎える同駅伝。本来は東京の日本橋から箱根の芦ノ湖まで111Km10区間を2日間で走る予定だったが、大雪の影響で規模が縮小され、16日のみの開催でスタートは平塚、ゴールは箱根湯本の23Kmに変更となった。
参加チームも12チームから4チームと減ったものの、午前8時4分に平塚漁業協同組合施設前をスタート。主要道路のゴミを拾いながら、大磯港の中継所を目指した。
同駅伝の順位は各チームの時間差と拾ったゴミの重さによるポイントで決まる。襷をかけた選手たちはゴミを入れる袋とトングを手に走り、集めたゴミは各中継所でそれぞれの自治体の分別に合わせて出される。
今回参加したのは、中央学院大学A・Bチームと神奈川大学アドベンチャークラブ、東洋大学ボランティアサークル。大磯中継所では、4チームがほぼ同時に到着した。「雪で転びそうになった」「目につくものを拾ってきたが、煙草の吸殻などがとても多かった。楽しく走れた」と選手たちは笑顔で感想を話した。
今大会の優勝は、ゴミを17・7kg集めた神奈川大学アドベンチャークラブ。タイムは4時間56分。全チームで集めたゴミの量は40・8kgだった。
同駅伝を主催するNPO法人「もう一つのプロジェクト」では、「来年は10年目ということで、東海道宿場町の自治体の皆さんにもチームとして参加していただけたらと思っています」と話す。
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