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青葉区版 公開:2025年6月5日 エリアトップへ

神奈川県神社庁長を務める 石川 正人さん 港北区在住 72歳

公開:2025年6月5日

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石川 正人さん

感謝と絆、未来へつなぐ

 ○…神奈川県神社庁は、県内1120の神社から成る組織。委員会による選考を経て4月に長に就いた。今年は、来年の県神社庁80周年記念大会に向けた準備や、伊勢神宮遷宮に関わる行事の開始と、重要な年でもある。これまで理事を25年、周年記念大会の実行委員長を2度。その経験を生かして、「しっかりやり遂げたい」とまっすぐ前を向く。

 ○…港北区師岡町で4人きょうだいの末っ子として生まれる。父は師岡熊野神社の先代宮司。生まれながらに神社、祭りが身近にあり、自ずと自身が進むべき道も定まっていく。中高時にはバンド活動に熱中した。ドラムやベースで青春を謳歌し、鶴見川河川敷で練習に励んだ思い出も。「迷惑にならないよう”こっそり”のはずが、人が集まってしまってね」

 ○…父親の急逝により宮司を継いだのは24歳の時。「とにかく無我夢中だった」という日々からおよそ半世紀。昨年、同神社は創建1300年を迎え、さまざまな記念行事が行われた。一大事業は氏子による宮神輿の造営で、無事に同神社に奉納された。今、胸にあるのは「皆さんに支えられてきた」という感謝。「鎮守の森に集う人々によって、街はつくられる」という思いを新たにし、「1300年の節目を次の100年への足がかりに」と未来を見据える。家族は妻と長男、次男、長女の4人。2人の息子は同じ神職を志す。

 ○…県神社庁の役割に、祭祀の振興や道義の昂揚がある。「行事や祭りを通し、地域のつながりを深く保ち、平和と情操を高めることが大切」とし、特に地域の絆づくりの重要性を説く。「県内1120という神社の数だけ、祭りや絆のかたちがある。研修や関係大会を通して、それぞれの活性に努めていけたら」

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