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青葉区 人物風土記

公開日:2026.04.09

4月で1周年を迎えた「男性子育て支援団体Sunday」の代表を務める 高橋 伸夫さん 荏田北在住 38歳

  • 高橋 伸夫さん (写真1)

「その人らしく」を支える

 ○…「最期まで自分らしく生きたい」という願いに寄り添う薬剤師の顔と、孤立しがちなパパたちの居場所を作る支援者の顔を併せ持つ。この4月で自身が代表を務める「男性子育て支援団体Sunday」は設立1周年を迎えた。その活動の根底には、常に「その人がその人らしく生きることを支援する」という一貫した信念が流れている。

 ○…きっかけは学生時代、自宅に帰りたいと願いながら病院で亡くなった祖父の姿だった。その経験から終末期医療を志し、病院勤務を経て在宅緩和ケアに特化した薬局へ転身。医療用麻薬や無菌調製を駆使し、年間200件近い看取りに携わってきた。時には薬だけでは取りきれない痛みを前に、患者の話に耳を傾け、心を通わせることで「あなたに会えて良かった」と言われる瞬間にこそ、薬剤師としての真髄を見出してきた。

 ○…私生活では一児の父として1年間の育休を取得。そこで直面したのは、男性が地域や社会から取り残される「孤立感」だった。女性主体の支援の場には入りづらいという実感から「パパのための居場所が必要」と決意。昨年4月、男性による子育て支援団体を本格始動させた。現在はたまプラーザなどで月に1回、父親と子の集いの広場「パパくらぶ」を運営。乳児の救急救命教室や離乳食講座など、パパが主役になれる多彩な企画を展開している。

 ○…「仕事でも地域活動でも、目的は同じです」。現在は新宿ヒロクリニックでの勤務や、千葉科学大学の非常勤講師として学生を教えながら、在宅医療の研究にも心血を注ぐ。「患者も、子育てに奮闘する父親も、誰もが自分らしい人生を歩めるように」。今日も、誰かの日常を支えるために奔走する。

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