竹山小学校の4年生が9月12日、環境学習の一環で竹山団地内の池に入り、生き物の捕獲に挑戦した。池の生態系を学ぶとともに外来種の駆除を行うことが目的。竹山池周辺活性化推進委員会(町田史郎会長)が協力しており、4年ぶりの開催となった。
当日は21人の児童が参加。安全のためライフジャケットに身を包み、2人1組となり網を使って池の中の生物を探した。委員のメンバーに生息していそうな場所や捕獲のコツなどを聞きながら真剣に挑戦。「エビが捕れたー」「魚に逃げられた」と歓声を上げながら、池の中を歩き回っていた。
捕まえた生物は一度集められ、委員会メンバーに聞きながら児童が仕分け。モツゴやスジエビ、ドジョウ、ブルーギルなど多くの種類が生息していることに驚いた様子だった。その後は委員会メンバーが伝える池の歴史や生態系の話に耳を傾けていた。
竹山池は1970年に竹山団地の設立に合わせてつくられた人工池。当初は特定の管理者がおらず、外来種の増加やヘドロの臭気などが問題となっていた。そこで竹山連合自治会が2014年に「竹山池周辺活性化推進委員会」を立ち上げ、池の美化に着手。池の清掃や美化を目的とした浮島の設置、特定外来生物の駆除などを行ってきた。現在も10人のメンバーが活動している。
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