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緑区 社会

公開日:2026.07.16

西八朔町みどりの風 DCAT広域訓練を実施 法人主導で連携を強化

  • あいさつする小島理事長

    あいさつする小島理事長

  • 過去の経験など情報交換が行われた座談会

    過去の経験など情報交換が行われた座談会

  • フットケアなどの生活支援も行われた

    フットケアなどの生活支援も行われた

 西八朔町の介護老人保健施設「みどりの杜」で7月11日、首都直下型大規模地震を想定したDCAT(災害介護派遣チーム)広域訓練が開催された。運営元の社会福祉法人みどりの風(小島健一理事長)が主体となり、被災経験が少ない都市部で「災害を自分事として考える」機会とすることを目的に企画された。

 当日は岩手県の社会福祉法人典人会、新潟県の社会福祉法人桜井の里福祉会、愛知県の有限会社サポートハウスの各DCATなどが県外から参加。みすず社会保険労務士法人、神奈川県グループホーム協会、西八朔消防団、緑区役所高齢支援課など、関係者約50人で訓練を行った。

 開会にあたり小島理事長は「昨今は全国で地震が頻発し、巨大地震が近づいている危機感がある。慌てずに入所者と自身の身を守る有意義な訓練にしてほしい」とあいさつ。午前の座談会では、東日本大震災の経験からDCATを立ち上げた典人会(岩手DCAT)を中心に、情報交換が行われた。典人会の内出幸美理事長は「当時は緊急医療の体制はあっても緊急介護の概念がなく、十分なケアを受けられず命を落とした高齢者もいた」と話し、過去の教訓から施設や地域での備えについて活発な意見が交わされ、有事の実践的な知見も共有された。

 午後の部では、横浜市内で震度6強の地震が発生し停電や断水に見舞われた想定のもと、実践的な訓練が行われた。発災72時間後に福祉避難所として要配慮者6人の受け入れ要請が入ったというシナリオに沿い、災害対策本部を立ち上げ。停電環境を想定し、参加者は役割を分担してテントや段ボールベッド、マンホールトイレの設営などを実施した。また、居住エリアの調整、井戸水の活用やフットケアなどを通じた生活支援手順も確認し、受け入れ体制を検証していた。

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