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公開日:2026.07.09

北八朔町 藤森海斗さん ヨット世界選手権へ 7年のブランク越え挑戦

  • 中央で舵を取る藤森さん(関東学生ヨット連盟提供)

    中央で舵を取る藤森さん(関東学生ヨット連盟提供)

  • 藤森海斗さん

    藤森海斗さん

 北八朔町在住で東京海洋大学3年の藤森海斗さんが、7月20日(月)からスペイン・メリリャで開かれるヨットのスナイプ級ジュニア世界選手権に日本代表として出場する。

 出場する大会は「ジュニアワールドチャンピオンシップ2026」。全日本ジュニア選手権で6位入賞を果たし、世界への切符を掴み取った。同大会は7月20日から地中海に面したスペイン・メリリャを舞台に開催され、世界各国から50チーム以上が集い頂点を競い合う。「スナイプ級」はヨットを2人で操る競技で、藤森さんは主舵を握る「スキッパー」を担当する。帆の調整や船体のバランスを取る「クルー」とペアを組み、大舞台に臨む。

大学で再び海へ

 ヨットを始めたのは小学1年生の時。父親に連れられて参加した江の島での体験会で「風を感じて走るのが楽しくて、気持ちよかった」と魅了され、藤沢市のクラブに入会した。小学4年生の時には東日本選手権Bクラスで優勝を果たすが、周囲のプレッシャーや中学受験が重なり、小学5年生の終わりで一度競技から離れた。

 その後の中高7年間は緑区へ移り住んだこともあり海から離れ、卓球部や自転車競技部で別のスポーツに注力した。やがて、大学受験を前に進路を考える中で「将来は海に関わる仕事がしたい」との思いが芽生え、航海士を目指して東京海洋大学へ進学。入部したヨット部で7年ぶりに海へ戻ると、幼少期に得た感覚も武器となり「自分で考えて走れるのが純粋に楽しい」と笑顔を見せる。

戦略を武器に

 ヨット競技は海上のポイントを回り、ゴールの着順で順位を競う。時々刻々と変わる風を読み、直線では進めない海上を切り返す「タック」のタイミングなど、緻密な戦略が勝敗を分けるという。藤森さんは土日の部活動以外にも、ヨットのゲームを活用してイメージトレーニングを重ねている。現在の課題は、スタートのタイミングと相手チームとの駆け引きだという。

 自身初の海外大会を前に「現地の海でどんな風が吹いて、どんな波なのか楽しみ。まずは入賞を目標に」と意気込む。

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