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皮膚病のタヌキ 緑区でも発見 疥癬(かいせん)症が原因か

社会

掲載号:2018年5月10日号

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団地敷地に現れたタヌキ(大崎さん撮影)
団地敷地に現れたタヌキ(大崎さん撮影)

 横浜市内の各所で発見され、報道番組などでも取り上げられている「皮膚病のタヌキ」がこのほど、緑区内でも発見された。

 タヌキの姿を撮影した大崎素明さん(77)によると、先月、上半身の毛が抜けたタヌキが現れたのは区内三保町にある宮根団地の8号棟付近。大崎さんは「ベランダからふと裏庭に目をやると猫よりも大きく、中型の犬程度はあろうかというタヌキ1匹を発見した。毛のないタヌキは初めてみた。とても驚いた」と話す。

 横浜市動物園課によると、これは「疥癬症」という皮膚病にかかった野生のタヌキとみられ、市内各所で目撃されているという。

 「疥癬症」とはヒゼンダニというダニの一種が皮膚の下に入り込むことで発症し、激しいかゆみを引き起こす皮膚病とされる。寄生した動物の免疫が落ちたときなどに繁殖し、皮膚が剥がれ落ちるなどの症状がでる。タヌキなどが一度かかると毛が抜け落ちてしまう。

目撃情報続々

 先月初旬頃、栄区で目撃されたものが各メディアで取り上げられたことで、市動物園課には目撃情報や問い合わせなどが多く寄せられているという。

 弱った野生鳥獣の保護事業を行っている神奈川県自然環境保全課は2016年度、212匹のタヌキを市内の動物園や自然環境保全センター(厚木市)などで保護した。保護件数は例年、150〜200匹にのぼるという。

 保護されるのは主に、交通事故やケガ、病気などで弱ったタヌキで、特定外来生物のアライグマを捕獲するためのわなにかかったタヌキが皮膚病だったケースも見受けられる。

 同課では「皮膚病のタヌキを発見した場合でも、弱っている様子がなければ、人が近づくと逃げてしまうので保護するのは難しいと思われる。見つけた場合は、野生動物ということもあり、むやみに触れずにそっと見守ってあげてほしい」と話している。

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