ハウスクエア横浜(中川1の4の1)で4月3日から5日まで行われた「ミニヨコハマシティ」(以下ミニヨコ)。19歳以下の子どもたちだけで仮想都市を運営する社会体験プログラムで、5日には今後1年間、まちのトップとして市民(参加者)を先導する人を決める「市長選挙」が行われ、区内在住の橋本みなみさん(12)が新市長に就任した。獲得票数は151票で、2位と約20票差をつけて勝ち取った市長の座。橋本さんは「皆さんの期待を裏切らないようにしたい。一人ひとりの意見をしっかり聞いて、身近な市長として活動したい」と抱負を語る。今後は他地区で行われる仮想都市の視察、夏祭りの企画などに注力する。
魅力を発信する側に
ミニヨコの特徴は役所や学校、銀行などの公的機関も用意し、その運営も子どもたちだけで行うこと。橋本さんは小学5年生で初参加。都市内で流通する通貨「ミニヨン」を得るために学校の教師を務め、労働を体験した。橋本さんは「自分たちの好きなことができる自由さが楽しかった」と振り返る。その楽しさを運営側として発信したいと考えるようになり、翌年、市長選挙に初挑戦。市長の座は得られなかったが、副市長に就任した。これまで得た知識や経験をもとに、今年の選挙では「笑顔を通じてミニヨコを楽しいまちに」とアピール。その思いは市民に伝わり、初当選へとつながった。
本物のまちづくりも
「緑道を散歩すると、四季の移り変わりを感じ取れる」と都筑区の魅力を語る橋本さん。地元の企業などを子ども目線で取材する「つづきジュニア編集局」の記者のひとりとしても活動する。また県が取り組む事業で、青少年を地域のまちづくりの現場に派遣する「特命子ども地域アクター」にも興味があるようだ。「機会を見つけて、いつかは本物のまちづくりも間近で体験したい」と話す。志高く地域に深く入り込み、持ち前の笑顔を周囲に振りまいていく。
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