2019年から工事が行われてきた瀬谷駅南口の再開発ビル「LiveGate(ライブゲート)瀬谷」が遂に完成し、スーパーや金融機関、カフェ、コンビニエンスストア、飲食店舗、クリニックなどが順次オープンしていく。さらに、来年3月には区民待望の瀬谷区民文化センターも開館予定。「商」「公」「住」が一体となった複合施設として、「横浜市の魅力ある西の玄関口」になりそうだ。
「商」「公」「住」
ライブゲート瀬谷は地下1階(駐車場)、地上10階建ての大型施設。2階は瀬谷駅南口と屋根付きのペデストリアンデッキでつながり、天候を気にせず行き来できる。
商業エリアとなる1・2階には食料品や日用品が揃う「イオンスタイル横浜瀬谷」、一体型となっている「城南信用金庫瀬谷支店」と「ドトールコーヒーショップ」、コンビニエンスストアの「ミニストップ」、飲食店舗、クリニックなどが順次オープンする予定となっている。施設南側の3〜10階には、駅直結のレジデンス「ライオンズ横濱瀬谷ステーションスクエア」が入る。
施設北側の3・4階には、市内11館目となる区民文化センター「あじさいプラザ」が来年3月にオープン。各種作品を展示できるギャラリー、発表会などに利用可能な音楽多目的室などを備えており、身近な文化活動の拠点として、多くの区民が集まりそうだ。利用案内については9月下旬に、瀬谷区ホームページ内で公開される予定。
高まる瀬谷駅の価値
瀬谷駅南口第1地区市街地再開発組合の川口安徳理事長が再開発のテーマに掲げているのが、「横浜市の魅力ある西の玄関口」だ。相鉄線は2019年にJR直通線が開業し、22年度には東急直通線も開通予定。都心とのアクセスが向上し、人の行き来が活発になることが期待されている。
区内北部にあり、土地利用の検討が進む旧上瀬谷通信施設では27年、「国際園芸博覧会」の開催も計画されている。想定参加者1500万人という園芸博の開催にあたっては、瀬谷駅周辺と跡地を結ぶ新交通の整備も検討され、瀬谷駅は園芸博の玄関口と言える。
川口理事長は、園芸博をはじめとして跡地開発が進む中で、「瀬谷駅の果たす役割はとても大きい」と強調。「南口と北口が一体となり、瀬谷駅を盛り上げていきたい」と意気込んでいる。
神事と開通式
9月11日には竣工式が地下1階駐車場で感染症対策のもと執り行われ、来賓や関係者が完成を祝った。また、ペデストリアンデッキの開通式も実施。川口理事長、田村雄介県議会議員、横浜市の小池政則都市整備局長と神部浩文化観光局長、瀬谷区の植木八千代区長、(株)大京の小走和明常務執行役員、(株)アール・アイ・エーの岩永裕人代表取締役会長、戸田建設(株)の宮崎博之代表取締役専務執行役員によるテープカットが行われた。
この日は内覧会もあり、川口理事長は「『とても立派な施設』と皆さま喜んでくれて嬉しい」と笑顔で話した。
瀬谷駅南北に広がる瀬谷第一地区連合町内会の横山正之会長は「(ライブゲート瀬谷によって)南口周辺の活性化が期待できる。賑やかになって欲しい」とコメント。近隣に暮らす女性は「北口まで足を運ばなくても、近場で買い物ができるようになり便利ですね」と喜んだ。
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