プロ野球ドラフト会議が10月11日に都内で開かれ、リトルジャイアンツと瀬谷シニア出身で本郷在住の柳澤大空外野手(日大藤沢高校3年)が東北楽天ゴールデンイーグルスから育成2位指名を受けた。また、大和市出身で横浜瀬谷ボーイズに所属していた三浦瑞樹投手(東北福祉大学4年)も福岡ソフトバンクホークスから育成4位で指名された。
柳澤大空選手
大門小学校、瀬谷中学校の出身。小学生の頃は地元リトルジャイアンツに所属し、中学から瀬谷シニアへ。右打ちのスラッガーで、高校通算18本塁打を誇る。身長182cmで50m走6秒0、遠投100mという高い身体能力を備えている。
小さい頃からプロ野球選手になるのが夢だった柳澤選手は指名の瞬間について「選ばれないかと心配していたのでホッとしました」と振り返る。また、長打力と守備範囲の広さが強みだとして、「長く結果を出し続けられる選手になりたい」と意気込む。母親の愛子さんは、高校での練習が新型コロナの影響で制限されてきたことを踏まえ、「(プロの世界で)思う存分プレーして欲しい」とエールを送った。
「体格や身体能力も優れていますが、とにかく努力家でした」と話すのは瀬谷シニアの星雄一郎監督。練習に取り組む姿勢で注意したことは一度もなく、チームメイトの誰よりも多くバットを振っていたという。プロの世界に挑む教え子に対しては、「『野球が大好き』という気持ちを、これまでのように根底に持ちながら取り組んで欲しい」と激励した。
三浦瑞樹選手
大和市の小中学校出身。小学校の時は大和中央クラブに、中学時代は瀬谷ボーイズに所属していた。盛岡大学附属高校に進学すると、2年の夏、3年の春・夏と3連続で甲子園へ。東北福祉大学では1年から全日本大学野球選手権に出場し、今春のリーグ戦では防御率0・00で最優秀投手賞を受賞した。
指名を受けて三浦選手は「チームに必要とされる投手になれるよう頑張っていきたい」とコメント。母親の純子さんは、父親とのキャッチボールから野球人生が始まったとして、「とても嬉しいです。プロは厳しいと思うけれど頑張って欲しい」と喜んだ。
瀬谷ボーイズの杉山千春監督は三浦選手について「左投げに加えてマウンド度胸があり、勝負勘も良い」と評価する。中学時代は高い潜在能力がありながらも粗削りだったそうで、瀬谷ボーイズ・盛岡大附属高と同じ道を歩んだ4学年上の兄・智聡(ちさと)さんの助言で成長したと分析する。
ソフトバンクでは瀬谷ボーイズの先輩・松本裕樹投手が活躍しており、「(三浦選手にとっては)心強い存在」。「早く育成から支配下登録になって欲しい。それが親御さんへの恩返しになるはず」と呼びかけた。
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