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瀬谷区 人物風土記

公開日:2024.02.15

「横浜瀬谷こども食堂こころ」の副代表を務める
筒井 京子さん
中屋敷在住 52歳

子どもの笑顔が原動力

 ○…阿久和のぽかぽかプラザで子ども食堂を開く、「横浜瀬谷こども食堂こころ」の副代表を務める。料理経験が豊富なため、主にメニューの決定から食材の買い出し、調理を担当。さらに、毎月地域に向けて発行する食堂のチラシデザインまで手がけている。「せっかく来てくれた人たちに、美味しい食事を楽しんでもらいたい」と、奔走する。

 ○…過去に市のPTA連絡協議会に所属していた際、同食堂の立ち上げ計画に誘われ、参加した。「地元でも開かれていたので活動に興味があり、二つ返事でお受けしました」。会場を阿久和と決めた後は、他のメンバーとともに周辺住民への挨拶や、近隣の阿久和小学校へアンケートも実施。児童からメニューを募るなど、地域との連携に取り組んだ。

 ○…栃木県出身。結婚を機に横浜へ。家族は夫と成人した娘、中学生になる息子。「やり始めたらとことんハマる性格で、過去には手芸やキックボクシングに没頭していました」と笑う。夫の仕事を手伝う傍ら、昨年から支援学校の給食調理員を開始。もともと子ども好きで、活動の原動力は、その笑顔だという。「『美味しかった』と聞くと、もっと頑張ろうという気持ちになります」と話す。

 ○…食堂開始から1年超。「発足後、しばらくは手探りの運営が続きました」と振り返る。子どもたちが安全に帰れるよう、保護者同伴のルール作りなど尽力した。昨年12月には、阿久和小の伝統メニュー「わくわくあくわパン」を地域に残したいと児童から伝えられ、食堂で提供。「熱い思いに心を打たれ、それに応えようと思いました」と、年1回ほど提供していきたいと考えている。今後も、地域の食と憩いを支えたいと願う。

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