顧客満足向上のため民間企業の経営手法を行政に――。栄区桂台西の(株)さくら住宅の二宮生憲社長が11日、横浜市水道局の職員を対象に講演を行った。「会社にかかわるすべての人を幸せにする五方良しの経営」を説くと、職員は熱心に耳を傾けた。
講演は、顧客満足度(CS)の向上をめざす同局の取組の一環。「日本でいちばん大切にしたい会社」の審査員特別賞を受賞し、「カンブリア宮殿」などのテレビ番組でも数多く紹介されている二宮社長のユニークで独自の経営手法を学ぼうと企画したという。
二宮社長は「社員が働くことに満足しないでお客様が満足することができるのか」とした上で「社員第一主義」の経営哲学を紹介。「五方良しの5人は【1】社員とその家族【2】仕入れ先、協力業者【3】顧客【4】地域住民【5】株主でその順番も大切」と解説した。また「会社は社会の公器である。社会に必要とされる存在であること」とし、社員教育について持論を展開した。
水道局サービス推進課の職員らは「ご講演いただいた『人を大切にする五方良しの経営』はES(従業員満足度)、CSの向上や人材育成など多くの気づきが得られ大変勉強になった」と話した。
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