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公開日:2026.07.16
南区・睦地域ケアプラザ 認知症当事者がイベント企画・運営 活躍の場を提供
認知症や物忘れに不安を抱える人たちが企画するイベントが7月5日、南区の睦地域ケアプラザで行われた。当事者が役割を持つことで、活躍の場を作ろうと初めて開催されたもので、ケアプラザは地域とのつながりを持てる場として、取り組みを広げたいという。
イベントは、同ケアプラザが中心となっている認知症支援グループ「チームオレンジ」が取り組んだ。
きっかけは、チームが認知症対応型デイサービスを経営し、啓発活動を20年以上続けている稲田秀樹さんから、当事者が参画する場作りについて話を聞いたこと。認知症当事者が参加するイベントを多く見てきた稲田さんは「スタッフは良かれと思って接していても、当事者は理由が分からないまま『お客さん』としてだけ扱われ、居心地の悪さを感じている人もいる」という。そこで、当事者が一方的に話を聞く講演会ではなく、役割を持って関われるイベントの開催を決めた。
ケアプラザに認知症の相談歴がある人や介護予防活動に携わる住民らに声をかけ、4月から月1回の企画会議を重ねた。認知症や物忘れに不安のある8人を含むメンバーがイベント内容を検討し、誰もが気軽に集い、笑顔で過ごせるようにとイベント名は「みんな集まれ!ハッピーデイ 楽しくなけりゃ意味がない」とした。
当日は施設周辺の住民ら約40人が参加。当事者が進行役を担い、稲田さんの認知症予防講演のほか、座ったままできる運動、プレゼントが当たるじゃんけん大会などで盛り上がった。企画会議のメンバーで物忘れに不安があるという女性は会を締めくくるあいさつの中で、用意した原稿に加え、「仲間に会えて心強い」と感想も述べた。
当事者が活躍する姿を見た認知症カフェの主催者は「自分たちのカフェでも担い手として参加できるのでは」とヒントを得た様子だった。
地域とつながる機会
ケアプラザによると、会議の中でメンバーから「地域とつながりたい」「仲間と出会える場所がほしい」といった切実な声が聞かれたという。担当者は「企画会議に来ること自体が楽しみという人もいた。今後も当事者の声に応えたい」と活動を続けるとしている。
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