記者が見た、聞いた、感じた、を伝える あっとほーむデスク 5月13日14:45更新
【米国「サンズ」が日本IR参入レースから撤退】
日本のカジノを含む統合型リゾート(IR)への参入意向を示していた米国の「ラスベガス・サンズ」が5月13日、日本市場への参入を見送ることを発表しました。
同社のサイトでシェルドン・G・アデルソン会長兼CEOは「日本におけるIR開発の枠組みでは私たちの目標達成は困難であると思われます」とコメント。今後は現在、IR施設を運営しているラスベガスやマカオ、シンガポールでの事業に注力していくとしています。
「サンズ」は以前から日本のIR参入に意欲を示していましたが、昨年8月に大阪市が目指すIRには参入しないことを表明。それ以降は横浜のIRを目標にし、今年1月にパシフィコ横浜で開かれた「統合型リゾート産業展」にも出展していました。
横浜市は、昨年12月から各区で市民向けのIR説明会を開いていますが、新型コロナウイルスの影響で6区を残して中断しています。サンズの撤退について横浜市は「事前に連絡があったかなかったかは明かせない」とし、林文子市長は13日の定例会見で「内容について確認中」と話すにとどめました。