区内在住の福島京子さんが横浜サポーターズ寄付金を使い、救急車1台を鶴見消防署(山田裕之署長)に寄付した。2月5日には同署から感謝状の贈呈と、贈られた救急車のお披露目式が開かれた。
贈られた救急車は、高規格救急車という型で、救急救命士が措置などを行うために有効な車内空間などを保有し、必要な救急資器材を装備しているもの。市内の救急車は全てこの型。
車種は今年度から新しくなった日産のキャラバンで、市内で導入されるのは初めてだという。
福島さんの寄付した救急車は、年間約2800件の救急案件を扱う岸谷出張所で使用される。
ふるさと納税を活用
福島さんは、現在アパートの経営者。これまでも「社会に貢献したい」と障害者施設への寄付などを続けてきた。もっと大きな寄付ができないかと考えているなかで、昨年1月、テレビで救急車を寄付した人の存在を知り、「これだ」と強く感じたという。
同署に相談をして、横浜サポーターズ寄付金という横浜市へのふるさと納税の活用を決めた。
同寄付金は、応援したい自治体に寄付ができる制度で、手続きすると所得税や住民税の還付・控除などが受けられる。
福島さんは「高齢化社会で救急車はもっと必要になり、いち早く安全につながるもの。寄付できて感謝と喜びでいっぱい」と笑顔を見せた。
3年連続寄付続く
市内での救急車の寄付は、昨年度、一昨年度と連続して行われており、2010年から今回を含め、同制度を使って6台が寄付されている。
救急車は古くなると更新が必要。10万Km、およそ6〜7年の使用が目安とされているが、3年ほどで達してしまうこともあった。
山田署長は「救急件数は増え続けている。みな様に安心してもらえる体制づくりに救急車は必要不可欠なパートナー。本当にありがたい。大切に使わせて頂きたい」と話した。
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