フロンタウンさぎぬまの施設リーダーに就任した 加藤 祐美子さん 土橋在勤 45歳
一歩一歩、地域と共に
○…川崎フロンターレが運営する「フロンタウンさぎぬま」(土橋)の施設リーダー。サッカー教室をはじめ、宮前区と連携してスポーツや健康に親しめる環境も提供する施設の旗振り役を務める。フロンターレではサッカー教室のコーチを11年、地域活動やイベントの企画運営を行うプロモーション部に5年在籍。「これまでの経験を生かすことができる職場。すごくうれしい」と笑顔を見せる。
○…小さい頃から体を動かすことが好きな活発な性格だった。小中学校ではバスケに熱中。中2の夏にサッカーをやっていた姉に誘われ試合に出場したことが転機となった。「楽しかったわけではなくて、何もできなくて悔しかった。上手くなりたいと思って」。高校でサッカーをはじめ、大学ではリーグ優秀選手に選ばれた。社会人になってもサッカーを続けたが、朝から運送業者で働き、夜に練習という環境で28歳まで現役を続けた。「厳しかったけれど、好きな選手が集まり目標に向かって成長していくことが楽しかった」
○…フロンターレには知り合いに誘われ入社。主に幼児や小学生のクラスのコーチを担当した。選手の頃とは違い、技術を伝える指導者の難しさを痛感したという。プロモーション部では地域の人々と協力して行うことが多く、「地域に支えてもらっている」と感じる日々を過ごした。
○…大学時代にかけられ心に残る言葉がある。「山頂を目指すのに、真っ直ぐでも、クネクネと登っても、回り道をしても、人それぞれで良い」。何か壁にぶつかった時にこの言葉が頭に浮かぶ。「フロンタウンさぎぬまを地域の方々が気軽に訪れ、つながっていく拠点にしていきたい」。山頂を目指しゆっくりと歩みを進める。
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2月7日
1月31日