高津区 社会
公開日:2022.12.09
「ベビーカー論争」へ見解
市バス「たたまず乗車OK」
子育てを取り巻く社会環境は変化を続けており、近年では「公共交通機関でベビーカーをたたむべきか?」といった論争が度々ネット上などで繰り返されている。そんな中、川崎市バスは今秋「バスマップ」を更新し、ベビーカーでの乗車方法のページを刷新した。論争の終止符へ一歩近づく、その内容は―?
声がけ必要な場合も
川崎市バスが発行しているこのマップは、定期的に発行されており、路線図や乗り場などを紹介している。特にこの秋の内容更新に際しては、「ベビーカー利用に関するページ」を刷新した。
「ベビーカーをご利用のお客様へ」というタイトルのついたページ内では「ベビーカーをたたまず開いたまま乗車できること」や「固定用座席の補助ベルトで固定し、前扉から乗車すること」さらに「2人乗りベビーカーの場合は、後扉からの乗車、乗務員への声掛けが必要」などといったの注意事項も、わかりやすく紹介している。ページ刷新を手掛けた川崎市の安全・サービス課では「誰にでも安心して利用してもらうため」などと説明している。
都営バスでは乗車拒否?
ベビーカーでの利用を巡っては先月、都営バスで2人乗りベビーカーが乗車拒否にあったという報道も。ベビーカーを利用する市内在住の40代女性からは「子どもが泣いて他の人や運転手に迷惑をかけるのも気が引けるので極力バスは使わない」という声もあがる。
混雑時は「次の車両案内」
市バスでは「車内が混雑して固定することができない、すでに車いすやベビーカーが乗車し固定スペースに空きがない場合は、折りたたんでの乗車、状況によっては次の車両への案内を行う」といった対応策を講じている。一方、車いすは、市バスでは後扉からの乗車となり、低床型の車両で運転手以外の介助の協力が得られない場合は説明した上で、乗車を断るケースもあるという。同課では「事前予約は必要ないが予め乗車停留所や時間などを最寄りの営業所に連絡があるとスムーズに対応できる」と呼びかける。川崎市バスに車いすで乗車している20代男性は「事前に営業所に連絡を入れてから乗るようにしている。今まで乗車拒否など利用時に困った事はない」と話す。
同課では今後、掲示物や車内放送などで啓発を進めていく方針。「誰もが気兼ねなく利用できるよう、一般の利用者にも席を譲ってもらうなどの理解と協力を深めていきたい」と話している。
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