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公開日:2026.11.06
市立川崎病院 救急棟の運用始動 救急機能の強化・拡充図る
神奈川県の基幹病院の一つとして、高度な地域医療などを担う「川崎市立川崎病院」(川崎区)で新築工事が進められていた「救急棟」が、このほど完成。11月9日(月)から運用を開始する。重症度に応じた診察動線を確保し、今まで以上に患者受け入れの拡充を目指す。
新棟は地上3階建て。建築面積は約810平方メートル、延床面積は約1650平方メートル。1階は「救急ER」として初療室と診察室、Ⅹ線・CT室を配置。2階には「救急病棟」として救急床14床(うち個室2床)、重症個室6床、計20床の入院病床を整備した。また、従来9階にあった救急病棟を、救急ERの直上である2階に配置したことで、移動時間を短縮。患者の受け入れから入院治療への迅速な移行が可能となった。さらに、救急患者の受け入れ体制をさらに強化していくため、観察エリアの病床数を従来の5床から8床へと増床した。
加えて、来年2月には、消防と連携した市内初の「救急ワークステーション」の運用も開始する。医師や看護師などの医療スタッフを救急現場へ派遣する緊急自動車「ラピッドカー」の出動にも対応する。教育機関としての役割も担い、救急救命士のスキルアップや実習生が実践的な研修を行う環境も整える。
10月25日には運用を前に完成記念式典と内覧会が開かれ三田村有也副市長や市医師会の岡野敏明会長らが出席しテープカットを行った。
今回の整備は、同院が2018年3月に策定した「川崎病院医療機能再編整備基本計画」に基づいて進められてきたもの。同病院の2025年の第三次救急応需率は99・2%と高い水準を保つが、より質が高く安定した医療を提供できる体制を整えるとしている。
同病院担当者は「環境の整備でより救急要請に協力しやすくなる。内覧会では地域の人からも期待の声が聞かれた。しっかり役割を果たしていく」と話した。
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