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公開日:2026.10.30

高津区二子 市川地歩さん 「ごちゃまぜ社会」へ第一歩 11月20日(金)「居場所づくり」イベント

  • 相談支援事業を手掛ける市川さん

    相談支援事業を手掛ける市川さん

  • 催し参加を呼び掛けるチラシ

    催し参加を呼び掛けるチラシ

 障害の有無や年齢を問わず、誰もが気軽に参加できる交流の場「みんなの居場所in高津」が11月20日(金)、高津区二子の「二子会館」(二子神社内)で開催される。主催するのは、地元で相談支援事業所「ドリームスタジアムかわさき」を運営する市川地歩(じぶ)さん。

「いるだけ」でもOK

 当日、午後1時から5時まで開かれるこの催しは、事前の予約は不要で入退室も自由。参加費の100円(お茶・お菓子代)を払えば、老若男女問わず誰でも気さくなおしゃべりを楽しんだり読書をしたりと、思い思いの時間を過ごすことができる。市川さんは「何をしてもしなくても良い。いるだけでも全く構わない」と語る。

 催しを企画した市川さんは大学卒業後、一般企業での勤務を経て1994年に障害福祉の世界へと足を踏み入れた。本人の特性に合った支援によって障害者が良い変化を遂げる姿を目の当たりにし、この仕事にのめり込んでいったという。

 その後、障害当事者と福祉サービスを繋ぐ「相談支援専門員」という業務に従事した後、独立。川崎育ちの縁もあり2020年から高津区二子で事業所を開設している。

社会的課題、解消へ

 相談支援の最前線で当事者を支え続ける中で、直面しているのが、国が掲げる「住み慣れた地域で暮らし続ける」という理念と、現場の実態との大きな乖離。その最大の要因は著しいヘルパー不足であり、平日の夜間や土日はサービスを手配することすら困難な状況に陥ることもあるのだとか。また利用者の状態の変化によって、それまで利用出来ていた支援が受けられなくなる、いわゆる「制度の壁」も存在している、と説明する。

 さらに、人口減少や賃金水準の問題から今後、福祉従事者の増加も期待できず、将来への「強烈な危機感」を抱く市川さんが導き出した、社会的課題に対する一つの解が、「ごちゃまぜ社会の実現」。これは「専門職による公的サービスだけに依存するのではなく、障害の有無や年齢、立場に関係なく多様な人々が関わり合い、支え合える地域社会を構築する」という考え方。今回、実施する「みんなの居場所in高津」は、まさにこの「ごちゃまぜ社会」実現に向けた、第一歩となる予定となっている。

「まずは気軽に参加を」

 市川さんは「地域に暮らす人々が同じ空間を共有し、自然な関係性を築くことは、将来的に地域で支え合うための確固たる基盤となるはず」と力説。また「制度や専門職だけでは解決が難しい現代の福祉課題に対して、地域住民のつながりという本質的な力でアプローチするこの取り組みは、高津区における社会課題解決のモデルケースになるのでは」と話し「誰もが自分らしく生きられる地域づくりのために、まずはふらりと、この居場所に足を運んでみてもらえれば」と参加を呼び掛けている。イベントの詳細問合せは【電話】044・833・2253へ。

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