市政報告 高齢者のインフル接種、無料に みらい川崎市議会議員団 露木 明美
市と県、協力し全額公費を実現
収束が見通せない新型コロナウイルス感染症に加え、季節性インフルエンザの同時流行が懸念される時季がやってきました。今月12日まで開かれた市議会定例会の代表質問で、わが会派は高齢者のインフルエンザ予防接種の全額公費負担を提案しました。
重症化リスクが高い高齢者に予防接種を促進しようと、自己負担分の助成拡大を要望。希望する高齢者は今月から、予防接種を無料で受けられることになりました。川崎市の助成に加え、神奈川県のご理解と協力を得て予算が確定し、実現に至ったのです。接種者の今後の増加を見込み、市としても増額予算補正を進める形になりました。
助成の対象になる高齢者は、市内に住む65歳以上に加え、60〜65歳未満で心臓・腎臓・呼吸器の機能障害、またはＨＩＶによる免疫機能障害がある接種希望者です。今年度に限り、予防接種の自己負担金２３００円が全額公費負担となります。
インフルエンザ予防接種は感染や発症自体を完全に防ぐことはできませんが、重症化や合併症の予防効果が期待できます。流行前の12月半ばまでには受けるのがよいとされています。
高齢者に優先して受けてもらおうと、今年度は接種時期を設定。より必要とされている方にワクチンが届くよう、ご理解とご協力をお願いしております。引き続きコロナ対策を徹底しながら、これからも市民の健康と安全が守られるよう、全力を尽くしていきます。
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