長尾に住み、長尾台コミュニティバス利用者協議会に所属する児井正臣さん(76)が、3冊目になる自著『自然災害と大移住―前代未聞の防災プラン』=写真=を刊行。大移住作戦と銘打ち、経済発展を続けながら自然災害を逃れ、幸福に暮らす方法を提言している。
2015年までに、平成合併前の全国3259市町村に足を運んだ児井さん。「日本は土地の有効活用がなされておらず、特に空き家問題を放置しておくと大問題になると思い、この研究を始めた」という。災害対策と空き家問題を同時に解決する方法を探る中で、同書の執筆に至った。
川崎市の多摩川沿いでも内水氾濫が多数発生した令和元年東日本台風では、旧河道跡の土地で被害が集中したことに着目。「抜本的な対策は旧河道の一部を湧水地化するほかない。そこに住む人たちが、安全地域の空き家に移住することを本書で提案している」と児井さん。実現にはさまざまな壁がある中、「これだけは言いたいというものを提言として出版できたことは幸い」と話す。
幻冬舎ルネッサンス新書、173ページ、定価880円。
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