無観客の中、演奏が行われた ©青柳聡
東京交響楽団は３月８日、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりミューザ川崎シンフォニーホールで予定されていた「名曲全集第１５５回」の公演を、無観客で行った。（株）ドワンゴの協力により、ライブ配信サービス「ニコニコ生放送」で無料配信した。
映像は、ホール全体が見渡せる客席からの固定カメラと、演奏者を順次アップで映す２パターンで配信。午後２時の開演から視聴者数は徐々に増え、終了時点で約10万人に達した。演奏が終了すると演奏者らがカメラに向かい笑顔で手を振るという演出も見られた。
指揮者の大友直人さんは「中止は残念だったが、ライブ配信という形で普段以上に多くのお客様に演奏を楽しんでいただけたことは良かった。状況が落ち着いたらホールで生の音を聴いて欲しい」とコメントした。
「３月14日（土）モーツァルト・マチネ第40回」でも無料配信を予定。
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