中原区のご当地体操「なかはらパンジー体操」の動画が3月17日にリニューアル公開された。コロナ下で体操教室が休止になったことを受け、普及を担うパンジー隊と中原区が企画。撮影や編集にはNECの社員がプロボノとして協力した。パンジー隊リーダーの田中初枝さんは「自宅で動画を流し、巣ごもりでの運動不足を解消してほしい」と呼びかけている。
動画は「ストレッチ」「リズム」「リラックス」の3編で、それぞれ約5分間。老若男女が無理なく取り組める簡単な動作で成る。隊員らの動きを真似ながら体を動かせるようになっており、動作を示すテロップや音声も添えられている。
パンジー体操は「区の花・パンジーのように末永く元気で暮らしてほしい」と、中原区が11年前に考案。区民の有志で成るパンジー隊が区内のいこいの家で体操教室を開いていたが、昨年は新型コロナ感染拡大防止のため休止。代わりに自宅で体を動かしてもらおうと、田中さんの発案で隊の発足時に撮影した動画のリニューアル公開が決まった。中原区からの依頼を受け、NEC社員の有志22人が地域の課題解決に無償でスキルを役立てる「プロボノ」で、撮影や編集に協力した。
隊員の「明るさ」発信
昨年7月にプロジェクトチームが発足し、11月に2日間かけてNECの公開空地で撮影した。パンジー隊のはつらつとした雰囲気を伝えるため、カラフルなTシャツや区職員作成のパンジーが施されたマスクを着用。撮影後は、NECの社員が隊員や区職員の意見を取り入れながら業務の合間を縫って編集し、2月に完成した。
田中さんは「中原区とNECの皆さんのおかげで明るい動画に仕上がった。できるところだけでいいので、ぜひ体操にチャレンジしてもらえたら」と笑顔。NEC社員で、プロジェクトリーダーの山口耕史さんは「隊員の皆さんの熱い思いに感化され、やりがいを持って作成できた。コロナ下で外出しづらいが、世代を問わずこの動画が体を動かすきっかけになれば」と話した。
動画配信サイト・ユーチューブの中原区公式チャンネルで公開中。撮影風景を収めたメイキング動画も視聴可能。
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