中原区 人物風土記
公開日:2022.04.01
戦時中に供出された半鐘が戻った安楽寺(清浄庵)の住職を務める
田島 道男さん
下小田中在住 46歳
地域と人に寄り添う心で
○…80年ぶりに寺へ返還された半鐘を手にし、「歴史の重みを感じる。音の響きに深みがある」。今後、地域の重要な文化財として人々に公開する。安楽寺の32代目住職になって2年。「寺は地域のコミュニティーの一つ。開かれた場所でありたい」。門を開放し、小さな子ども連れの家族やシニア世代が散歩ついでに立ち寄る。「悲しみ、しのぶ場というだけでなく、自由に利用してもらえたら」
○…30歳を過ぎて出家し、本山での修行中は一切世間の情報が伝わらない環境で1年間過ごした。休みもなく、若者に交じって修行しながら「生かされているということを感じた日々。小さなことにも丁寧に向き合うことを学んだ」
○…実家は埼玉にあるミニシクラメン栽培農家。家業を手伝ううちに花苗に興味を抱き、大卒後は花の種を輸入する会社に就職した。海外から持ち込んだ品種の名付け親になったことも。住職になり多忙な毎日の中でも、時間を見つけて走る。30代には能登半島でのランニング大会に挑戦。山道の70キロコースを完走した。100キロのマラソンなども走破。「無理だと思っても、乗り越えるとまた気力が湧く。精神が鍛えられ、修行に近い」と笑う。仲間と「安楽寺トレラン部」をつくったほどだ。
○…町会、菊花会、盆踊り保存会など地域活動にも積極的に参加。「過ちを認めた人の力になりたい」と保護司、楽物乱用防止指導員等として活動する。コロナ前、寺では江戸時代中期に描かれた地獄絵を一般に公開していた。「落ち着いたら公開日に落語家や、キッチンカー呼んで気軽に立ち寄れる催しにしたい」。地域の子どもたちが成長したときに、思い出の中に寺の風景が浮かぶような存在を願う。
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