市政報告vol.83 公民共創で小さな公園も民間活用により、みんなが好きな取組を行えるようにしよう。 川崎市議会議員 末永 直
去る2月11日号、「『公民共創』で『稼ぐ』公園にしていこう。」とのタイトルで寄稿しました。公園における行政と民間が連携した取組はすでに橘公園、等々力緑地など都市公園といった比較的大きな公園ではすでに実証実験が行われています。先月はこすぎコアパーク等でも行われました。
しかしながら、街区公園等、地域に親しまれている小さな公園では行われていません。そこで私は、本会議場で開催された予算審査特別委員会で3月8日、やれないのかと質問しました。
1、令和4年度予算案に計上されたグリーンコミュニティ形成事業約889万円の取組について
建設緑政局長の答弁によると、街区公園等において、企業や学校などとの連携による新たなみどりの担い手の確保及び育成を通じて、みどりを介したコミュニティを形成することを目的として、持続可能な管理運営手法を見据えた仕組みづくりの検討を行うとのことです。
2、何ができるか。他都市の事例、企業や団体、地域の声は
同じく建設緑政局長によると、他都市では市民グループが地元農家と連携して、利用者の少ない公園でマルシェを開催することにより、公園の認知度アップなどの成果が得られる。また、清掃活動の実施等による公園の美化につながった事例などがあるとのことです。
さらに、公園緑地愛護会等の緑のボランティアの方々から、アンケート等を通じ、担い手の高齢化や後継者不足といった課題の他に、今後の活動として、公園における花壇活動、防災や子どもの遊びイベントの実施等の要望が寄せられたとのことでした。
3、今後のスケジュール
令和4年度に関係局区と協力し、地域の特性やニーズを踏まえて実証実験の実施場所を抽出。企業や学校、子育て支援や福祉などの分野における新たな担い手の確保及び育成に向けた実証実験を行い、その効果や必要な支援策等について整理する。令和5年度以降、実証実験の結果を踏まえ、持続可能な管理運営を見据えた仕組みづくりなどの検討を行い、地域に愛される質の高い緑地空間の創出に向け、取組を推進するとのことです。
私が調査したところによると、愛護会等どこの管理にも属さない中原区の街区公園は、市ノ坪広町公園、今井南町公園、上小田中つつじ公園、上新城ふれあい公園、上平間伊勢浦公園、下新城3丁目公園、下新城まちかど公園、新城第2公園、西加瀬北公園、丸子通さくら公園です。その他、井田伊勢台緑地、平間緑道、井田長瀬緑地、新丸子東第2公園、井田平台特別緑地保全地区なども街区公園ではありませんが特定の団体等が管理していません。
これら小さな公園でも、花壇活動や各種イベント、フリーマーケット、パンや野菜等の販売会など、民間と連携した取組が行えるようになると、すてきだと思いませんか。
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