神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2024年12月13日 エリアトップへ

幸高校ビジネス教養科 川崎初の「ご当地ガチャ」 企画、商品化に一役

文化

公開:2024年12月13日

  • X
  • LINE
  • hatena
同校の松木さん、山村さん、山下さん(右から)=写真上、商品化されたキーホルダー
同校の松木さん、山村さん、山下さん(右から)=写真上、商品化されたキーホルダー

 川崎の魅力をカプセルトイにした「街ガチャin川崎」が12月7日に販売され、初回分がほぼ完売状態と好評だ。次回入荷は年内を予定。同企画は市立幸高校ビジネス教養科3年生が一役買っており、生徒が企画から店舗交渉などを行い、商品を実現化させた。

 地域の魅力をカプセルトイにする試みは、一般社団法人日本ガチャガチャ協会が2021年から始め、全国約50以上の自治体で展開されている。川崎では今回が初。

 「街ガチャin川崎」の商品はアクリルキーホルダーで、1回300円。絵柄は、イクミママのどうぶつドーナツ、かわさきFM、煎餅屋 堂本、元祖ニュータンタンメン、多摩川菓子店、川崎大師雷神堂、川崎大師 大谷堂、かわさきミュートン、川崎工場夜景、「いくたりょくちのヒーロー」の10種。観光名所やご当地キャラ、人気店などが揃い、川崎らしさが溢れる商品となった。

 今回の企画に関わった同校生徒は選択科目「商品開発と流通」を履修する21人。「川崎をテーマにしたカプセルトイ製作」を生徒が提案したことで始まった。同科商業科主任の尾崎史将教諭(48)が渋谷区に事業所を構える(株)トーシンに相談すると、偶然にも同協会との共催事業として川崎のご当地ガチャに取り組んでいることがわかり、3者の合同事業として進めることになった。

 生徒らは一人一社以上を提案し、各自メールや電話で直接交渉。中には、メールの返信が来ないなど交渉がうまく進まず、ビジネスの厳しさを肌で感じる場面もあったという。元祖ニュータンタンメンを担当した山下逞茂手(てぃもて)さんは「授業でビジネスメールは学んでいたけど、実践になると言葉づかいなどが難しかった」と振り返る。

 生田緑地の風景に魅力を感じ、いくたりょくちのヒーローを担当した松木琉平さんも「メールをどんな内容にするかを悩み、家族とも相談した」と続ける。一方、山村花梨さんは電話での交渉に挑戦。以前、同校と関わりがあったことに着目して雷神堂に提案した。「企画やプレゼン、アポどりなどの一連の流れを経験できて、さらに商品化を実現できたのは貴重な経験になった」と力強く語った。尾崎教諭は「地元のコンテンツを使って取り組めたのは良い経験。川崎の良さを知るきっかけにもなったのでは」と話した。

 同商品はシープラ川崎ルフロン店(川崎区)・ノクティプラザ店(高津区)などで販売。総生産数は約3000個、売り切れ次第終了。次回入荷は年内を予定。

中原区版のローカルニュース最新6

子どもたちが熱戦

子どもたちが熱戦

市内ラグビーチーム対戦

1月17日

「レガシー、次の100年を」

川崎市

「レガシー、次の100年を」

福田市長が新年の辞

1月17日

二十歳の節目 感謝口々に

二十歳の節目 感謝口々に

旧友との再会に喜び

1月17日

走らないサッカー

走らないサッカー

1月18日 イベント開催

1月17日

ネットヘイト止めるには

ネットヘイト止めるには

川崎市人権学校

1月17日

「小1の壁」を解消へ

子育て職員に「部分休暇」 川崎市

「小1の壁」を解消へ

1月17日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月1日0:00更新

  • 12月13日0:00更新

  • 12月6日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年1月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook