中原区 トップニュース経済
公開日:2026.07.03
川崎商議所 富士通からアドバイザー AI活用支援で
川崎商工会議所(窪田雅己会頭)が、今年度の重点事業である「AI(人工知能)活用支援策」を本格化させている。これに伴い、同商議所は初のアドバイザーとして富士通(株)のシニアエバンジェリスト・松本国一氏を起用。専門の「AI・DX特別相談窓口」での個別相談や導入支援を通じて、地域経済のデジタル化を強力に後押ししていく。
中小企業基盤整備機構の調査によると、中小企業のAI導入率は約2割にとどまる一方、人手不足などを背景に関心は年々高まっている。こうした需要に対応するため迎えられた松本氏は、デジタル全般の業務に長年従事し、各地で中小企業のDX推進に携わってきた専門家。今後は会員向けセミナーの開催や各企業の課題に直接応じるほか、定期的な研修を通じて商議所職員のITリテラシー向上にも取り組み、サービス体制を強化する。任期は来年3月末までで、1年間の更新もある。同商議所は今後、市内各地域の特色ある企業や商店への訪問支援を一層強化し、伴走型のDX推進体制を敷いていく構えだ。
本格始動に伴い、松本氏と同商議所川崎幸支所の職員らは、同所議員企業である北野書店(幸区鹿島田、北野晋太朗社長)を訪問。先進事例や生成AIの具体的な活用法を実演を交えて説明した。指導を受けた北野社長は「どんなことができるかイメージが湧かなかったが、試しながらできたのでさまざまな企画ができることが分かった」と話し、今後の展開に手応えをにじませた。
松本氏就任に際し、窪田会頭は「松本氏には商議所のアドバイザーという名刺を持って、中小企業の皆さんに積極的に提案していってもらいたい」と期待を寄せた。
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