麻生区版 掲載号:2020年9月11日号 エリアトップへ

ボランティア団体ひまわり 「同じ」感覚養う 学習支援 外国ルーツの子に寄り添い12年

コミュニティ社会

掲載号:2020年9月11日号

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ひまわりの広報メンバー
ひまわりの広報メンバー

 ボランティア団体「あさお多文化サポートネットワーク ひまわり」(村上和子代表)は、麻生区内の小中学校に出向き、外国籍や、外国につながる子どもたちの学習支援を行っている。

 同団体は、区の要請で対象の児童生徒がいる小中学校を週1回訪問。学校と連携し、授業時間や放課後、場合によっては一緒に隣で授業を受けながら、1対1で子どもの学習を支援する。

 2006年に村井直子さんと木村邦子さんが区の協働事業として提案。その2年後から今の形で活動開始。現在は小学生13人、中学生5人をメンバー14人で担当する。

 支援する子どもたちのほとんどは、友だちとの会話や日常生活に困らないという。一方で「家庭環境に日本語があるかどうかで、学習言語の語彙は変わってくる」と村井さん。活動では、片仮名の文字と音が一致しない子や、算数の文章題が解けない子らに、模型やイラストを使って教え方を工夫する。家で宿題に取り組むことができない子どもとは学校で一緒に取り組むこともある。「良い意味で、周囲の子どもと『同じ』という感覚をもてるように」。村井さんは優しく語る。

同じ地域で助ける

 年に1度、支援を受ける子どもたちが集まり、進級や卒業を祝う会を開く。「ひまわり」の支援を受け、成長した子どもたちも手伝いにやってくる。木村さんは「子どもたちが、地域で助けてくれるという思いを感じてくれたら」と話す。

 今春、支援していた中学生5人が県立高校に進学した。村上代表は「子どもに寄り添い、将来に続くための支援を続けていきたい」と見据える。

 支援を必要とする子どもは増え、担い手確保が課題だ。同団体ではメンバーを募集。条件は【1】日本語教師養成420時間修了者、【2】日本語教育能力検定合格者、【3】日本国教員免許取得者、【4】教職課程在籍か日本語教育専攻(副専攻)のいずれかに該当すること。申込み、問合せは区地域みまもり支援センター【電話】044・965・5306。
 

昨夏の合同学習会=同団体提供
昨夏の合同学習会=同団体提供

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